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通り土間のあるイエー計画中



どうも、MIYUKIさんの記事の所々に散りばめられた笑いのツボにハマっているHOMAREです。こんにちは、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

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先ほどお施主さまとの打ち合わせが終わりホッと一息ついているところです。本日は上のイメージパースのような「通り土間のあるイエ」を提案し大変気に入って頂けました。今回でお会いするのが3回目だったのですが、こんなにスムーズな進捗具合は非常にありがたい限りです。




どんな提案もそこに至る経緯や理由があるべきだと考えています。それは、敷地形状や周辺の自然環境(日当り、風通しなど)またはお施主様のご要望が直接関係することもあります。それをお客様に、理解した上で納得して頂くことで本当に愛着の持てるイエづくりが始まるのだと思っています。それができなければ、パッケージ化された商品の押し売りや建築家のエゴと言われても仕方がないのです。それらの提案がお客様の期待を良い意味で裏切るような、思ってもなかったような提案ができれば尚いいですね。なにせ弊社のつくるイエはすべてオリジナルですからね。それゆえの責任感があるんです。ど、どーん!(照

さて、今回のご提案は、敷地形状と周辺環境に大きく起因しています。敷地が南北に長く、線路に隣接し騒音問題を抱えているのです。このような一見マイナスな要因や、または無視されてしまうこともある条件をすべてプラスに変換できることを考えていきました。

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そこで日本古来の町家などに使われる「通り土間」の概念を取り入れたのです。古き良きイメージを残しつつも、現代風に再定義し直した「通り土間」が、プライベート(LD、寝室など)とパブリック(外部)を1枚の壁で隔てるのではなく、サブスペースとして間に介し、部屋の行き来や空間の広がりに一役かってもらおうという考えです。それにより騒音から個室を守ることと、敷地形状からくるというマイナス面をプラス要素として獲得することができました。この「通り土間」は平面的にも断面的にもプライベートスペースを守る役割を持つ工夫を仕掛けています。詳しい内容は、また今度に。

とりあえず気に入って頂いてよかったです。ホッと安心と共に、これからの責任を深く受け止めて明日からまたがんばろうと思った次第です。ではでは、今日はこのへんで。
by akatsuchi1951 | 2011-08-07 16:32
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